総選挙、三つの課題

年内解散しないと約束違反だ、と自民党は民主党に噛みついているが民主党は「消費税を上げない」という公約を平気で破る政党なので、信用する方が愚かだ。

世論調査では、安部総裁になった自民党が大きく民守党を引き離している。前回の総選挙では、自民党の五◯年体制を打ち砕いて、民主一党を支持した国民も嫌気がさしてしまったようだ。その気持ちはよくわかるが、また自民党に戻ったら旧の木阿弥である。

そこで、人気のある「みんなの党」と「日本維新の会」が、マスコミでは注目されているが、これは第二自民党であるので、要注意である。「みんなの維新の会」と評論家の三橋貴明氏が呼んでいるが、この提携はいかに大阪でもお笑いである。

だいたい市長の橋下さんが、党首として国会議員の上に立てる訳がない。そこらへんからまやかしである。

今回の総選挙の争点は、脱原発、消費増税、TPPの三つである。

これだけ大被害もたらし、日本の国土を汚した原発を再稼動、推進する勢力を駆逐しなければならない。原発の
一番大きな問題は、核燃料の最終処分が決まらないのに、稼動し続けていることである。これくらいの理論が判らないのは、学者も政治家も狂っているとしか言いようがない。

前回の総選挙では、国民が消費税増税に反対していたから、民主党の政権が成立したのである。不景気でデフレ経済のときに、増税したら、全体の税収が減ってしまうことは明らかだ。

三つ目は、TPPの問題であるが、これはアメリカの都合であるので、何も日本が農政を大改革して、自由競争に耐える米を作る必要はない。農薬を少なくして安全な米を作ることはしなくてはならないが、米を自由競争にする必要はない。農業が安定しないのは、将来的な国策としてよくない。

脱原発、反消費税増税、反TPPの三つの課題からみると、一番明確にこのことを主張しているのは「国民の生活が第一」である。小沢一郎代表を犯罪者のように思っている読者は、マスコミの洗脳状態にある。冷静に状況を分析して、清き一票を投じる必要がある。

小沢代表は、「オリーブの木」という構想で第三極の政権を考えている。民主、自民を除いた第三極が、オリーブの木のように大きな枝がたくさんあるが、一本の木として機能するという意味である。

願わくは、これに「みんなの維新の会」を除いてもらいたい。

おそらく民主党は大敗するだろうから、実質的には自民と小沢構想との戦いである。

ところで、米国にならって民主 、自民の二大政党の政治が必然だと思った時期もあったが、日本の官僚政治は、政権が変わってもびくともしないことが解った。もう多党化のなかで、いかに連立政権と作るかが大きな課題となってしまったのである。政策を中心に党を選ぶしかない。

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